屋根は日光や雨風を直接受けるため、建物の中でも傷みやすい場所です。しかし、目で見て確認できる外壁と違って屋根はお客さま自身が確認することは困難なため、劣化していても気づけません。いざ屋根の状態を確認してみると一面がコケだらけだったり、屋根材がかけていたりしている場合があります。劣化した部分から雨水が侵入し漏水や浸水の原因となりますので、定期的に劣化調査を行うのがおすすめです。
屋根は外壁塗装と違って、全て塗り替えれば良いというわけではありません。屋根材によって塗装できるもの、塗装できないものなどがあります。ここでは屋根の種類ごとの補修方法をひとつずつご紹介します。
スレート屋根は安価で軽量のため日本で広く普及している屋根材のひとつです。経年劣化や台風などによる飛来物で屋根が割れてしまった場合、軽度でも補修を行いましょう。
スレート屋根は屋根材同士が重なり合っているため、そこから雨水が侵入し、下に敷いてある防水紙に浸透してしまいます。防水紙からすぐに浸水することはありませんが、そこに雨水が溜まり続け、やがれ浸水の原因となります。
金属屋根には主に2種類あり、トタンとガルバニウム鋼板があります。軽量で丈夫ですが、金属のため錆びやすいという特徴を持ちます。サビを放置すると劣化が進んで穴が空いてしまったりすることも。補修方法は軽度の場合は屋根塗装で錆止めと塗料で屋根材を保護します。劣化状態がひどい場合は防水紙を敷いた上から屋根材を被せる葺き替え補修となります。
セメント瓦、コンクリート瓦には家によって様々な形状があります。原材料はどちらもセメントですが、コンクリート瓦はそこに砂利を混ぜて厚みを増しています。どちらも安価なため1970年代~80年代に広く普及しましたが、経年劣化によって雨水が浸透しやすいため、コケやカビが発生します。そのため、塗料によって塗膜を張り、瓦を保護する必要があります。
粘土瓦はその名前の通り粘土を瓦の形にして焼いたもので、日本では昔から使われており、非常に高い耐久性を持ちます。遮熱性・防水性などにも優れており、古い寺院でもいまだに使用されていますが、高品質なため高価です。補修方法は漆喰での補修のみで、瓦の上に塗装を行うことはできません。瓦のズレや割れを確認し、漆喰での補修工事を行います。
Re.ぺいんと工房は、高い耐候性能を持つKFケミカル社の認定店として、屋根塗装にも同社の塗料の中でも品質が高いKFワールドセラシリーズを使用しております。10年間に及ぶ宮古島での実験結果をもとに高い性能が示されています。塗料についてはこちらをご確認ください。
ご相談を頂きましたら、まず現地に赴いて屋根がどれくらい劣化しているのかカメラを使って調査します。ドローンは使いませんので騒音が気になることもなく、お客さまご自身の目で劣化状況をご覧いただけます。調査には無料で伺っていますのでお気軽にご連絡ください。
お客様の建物の状況を記録した劣化診断報告書を作成し、施工プランと見積もりを作成します。塗装プランの違いもわかりやすくご説明していますので、不安なことやご不明点がありましたらお気軽にお申し出ください。
Re.ぺいんと工房では、カラーシュミレーションによる配色イメージの提示を行っております。長く住む家なのでお客様の納得する色選びを行いましょう。
ご依頼が確定しましたら工事の日程を決め、足場工事とご迷惑をおかけする近隣住民の方へのご挨拶周りを行います。塗料の飛沫防止のために足場にはメッシュシートを設置します。
屋根に発生してしまったコケやカビを高圧洗浄機で取り除きます。屋根の状態を綺麗にすることで、屋根材と塗布する塗料の密着性を高め、塗装を長持ちさせることができます。
割れてしまった屋根材の部分補修を塗装の前に行います。ヒビの入ってしまったスレート屋根やセメント瓦の補修をし、雨水の侵入を防ぎます。
お客様の屋根の状態に合わせてご提案した塗料で塗装を行います。下塗り、中塗り、上塗りと塗装を重ねて屋根を日光や雨水から保護します。各作業は全て写真撮影を行い、それをまとめた「工事完了報告書」と、使用した塗料の使用数を表記した「使用塗料表記表」をお客様にお渡ししております。これによって、規定の缶数の塗料を使い、全工程が滞りなく完了したことがわかります。
施工に問題がないかしっかり確認を行ったのちに足場を解体し、お客様へお引き渡しさせていただきます。Re.ぺいんと工房では使用した塗料毎に最長8年の塗装工事保証書を発行しています。
工事についての詳しい料金はこちらのページで紹介しております。
塗料ごとに耐久年数が異なりますので、お客様のご予算や建物状況に合わせたご提案をさせていただきます。